初めて買ったJazzのCDは、Harbie Hancock

幼少の頃からクラシックを始め、ロックや洋楽ポップスを聴いて育った僕が、ジャズに興味を持ったのは高校の頃。
ロック好きの友達が多い頃でしたが、ちょっとした自慢の気持ちでジャズ(ハービーハンコック)のレコードを買いました。いわゆる衝動買いだったのですが、一曲目の処女航海にノックアウトされました。もちろん、初めは曲のことを理解できたわけじゃないですが(笑)

モードのコード進行に新鮮さを感じた

当時、ジャズ界はハードバップからモードに発展しようとするさなか。
ハービーハンコックのアルバムにはⅡ-Ⅴ-Ⅰ のコード進行でなく、sus4的分数コードのようなサウンドの曲が多かったので、初めて聴いた時はすごく新鮮でした。
ロックのアドリブは、いわゆるワンコード一発で長くソロをする場合が多いので、このようなモーダルな作品はアドリブが聴きやすかった部分もあったかもしれません。
その後、基礎からジャズを勉強したいという思いが強くなり、ビバップ、ハードバップなども時代をさかのぼってたくさん聴きました。実は、ハービーハンコックはウィントンケリーがアイドルだったという話を聞いた事があります。

 

Maden Voyage/ Harbie Hancock

  1. Maiden voyage
  2. The eye of the hurricane
  3. Little one
  4. Survival of the fittest
  5. Dolphin dance

レーベル: Blue Note Records
JAN: 0724349533127

 

次第にHarbie Hancockが憧れの存在に

キーボードやローズ、シンセサイザーなどエレクトリックな楽器と、アコースティックピアノ、両方やっていたハービーハンコックのカッコよさはずっと憧れでした。

ハービーハンコックのアルバムには有名なHead Hunters(ヘッド・ハンターズ)など素晴らしい作品がありますが、オムニバス的なアルバムMr.Hands(MR.ハンズ)では、アコースティックなピアノプレイも入っていて、曲によってはロンカーターや、ジャコバストリアスなども参加しているものもあります。当時流行りのディスコビートもあったり、バリエーションも楽しめます。

僕は元々ポップスやロックバンドを経てフュージョンバンドをやっていましたので、エレクトリックなハービーハンコックのレコードの数々は、演奏する為の美味しいコピーアイテムになっていました。

Mr.Hands/ Harbie Hancock

  1. Spiraling Prism
  2. Calypso
  3. Just Around the Corner
  4. A.M
  5. Shiftless Shuffle
  6. Textures

レーベル: Sony Bmg Europe
JAN: 0766482081844


宮下博行― HIROYUKI MIYASHITA

大阪出身のJAZZピアニスト。作曲・編曲も行なう。
数多くのオリジナル曲と、JAZZスタンダードのアレンジを収録したアルバムを発売。
ヨーロピアンサウンドと評されるの美しいピアノで多くの人を魅了し続けている。
ライブ活動は関西が中心だが、年に数回関東でも行っている。

初めて買ったJAZZのCDは Harbie Hancock(ハービー・ハンコック)

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