興味を持った当初は輸入盤で入手

ヨーロッパのジャズといえば、ECMレーベルはありましたが、北欧のものとなると当時は日本のお店ではなかなか見かけなかったのでよく知りませんでした。
あるときジャズ誌で、スウェーデンのLars Jansson(ラーシュ・ヤンソン)の名前を知り興味を持ち、当初はアルバム「Hope」を輸入盤で手に入れました。最初に聴いた時は、ピアノの美しさと優しい音に感動しました。

その後、ラーシュ・ヤンソンは、スカンジナビアコネクションというプロジェクトで日本盤もリリースし、日本で北欧ジャズを身近なものにした立役者の1人だと思います。

あるとき、来日時に僕の行きつけのジャズバーでたまたま同席したことがありました。会ってみるとやはり性格も優しく暖かい人でした。

04.11名古屋Star EyesでスエーデンのPianist Lars Jansson氏と
04.11名古屋でPianist Lars Jansson氏と

 

 

Hope/ Lars Jansson

  1. How deep is the ocean
  2. The tree
  3. Hope
  4. Live, be where you are
  5. Why was I left under the sky
  6. Living under the road to paradise
  7. Summer rain
  8. A little blues for you
  9. A blissful smile
  10. In peaceful sleep

レーベル: Imogena Records
JAN: IGCD 078

 

このタイトルソング「Hope」は、まさにナチュラルでシンプルな美しさの曲。

キース・ジャレットの影響も感じるところがありますが、違うところはラーシュ・ヤンソンはオリジナル曲が多くあり、またそれがスタンダードのように聴きやすい。
僕はラーシュ・ヤンソンの曲を多く耳コピーしましたが、本人が出版してる楽譜もあり、いろいろな日本のミュージシャンが彼の楽曲を取り上げる事が増えているのは嬉しい限りです。

メンバーチェンジ後、最近では、バップっぽいアプローチもあったり、ベテランになっても、よりパワフルになった感もあります。

 


宮下博行― HIROYUKI MIYASHITA

大阪出身のJAZZピアニスト。作曲・編曲も行なう。
数多くのオリジナル曲と、JAZZスタンダードのアレンジを収録したアルバムを発売。
ヨーロピアンサウンドと評されるの美しいピアノで多くの人を魅了し続けている。
ライブ活動は関西が中心だが、年に数回関東でも行っている。

日本で北欧ジャズを身近なものにしたLars Jansson(ラーシュ・ヤンソン)

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