ECMレーベルのアルバムを聴くなかでの出会い

ビル・エヴァンスはもちろん、キース・ジャレットやフレッド・ハーシュもクラシックの影響が強く感じられ、特に繊細で美しいハーモニーは、フランスのドビュッシーやラヴェルなどに原点が見出せます。
キース・ジャレットが所属しているドイツの有名な「ECMレーベル」からは、多くのヨーロッパのアーティスト作品が出ていて、聴くうちにその美しさに魅了されました。
彼もその一人。
スウェーデンのベテランですが、アプローチとサウンドにはキース・ジャレットと共通点があるように思います。

Goodbye/ Bobo Stenson

  1. Send In The Clowns
  2. Rowan
  3. Alfonsina
  4. There Comes A Time
  5. Song About Earth
  6. Seli
  7. Goodbye
  8. Music For A While
  9. Allegretto Rubato
  10. Jack Of Clubs
  11. Sudan
  12. Queer Street
  13. Triple Play
  14. Race Face

レーベル: Ecm Records
JAN: 0602498251737
Bobo Stenson(p) Anders Jormin(b) Paul Motian (ds)
Recorded April 14-16, 2004 at Avatar Studio, New York

このアルバムは、ビル・エヴァンスのトリオでも活躍したドラマー、ポール・モティアンが入っていて、独特の空間が漂っています。
彼のドラミングは浮遊感があるので、共演者も自ずと化学反応を起こします。
キース・ジャレットも同じく。
しかし、ピアノの美しさと楽曲のセンスはボボ・ステンソン独自のもの。
2016年に来日した際は東京までライブを聴きに行きましたが、会場がお寺。芸術感が一層増したように感じ、素晴らしかったです。

 


宮下博行― HIROYUKI MIYASHITA

大阪出身のJAZZピアニスト。作曲・編曲も行なう。
数多くのオリジナル曲と、JAZZスタンダードのアレンジを収録したアルバムを発売。
ヨーロピアンサウンドと評されるの美しいピアノで多くの人を魅了し続けている。
ライブ活動は関西が中心だが、年に数回関東でも行っている。

クラシックの影響を感じる繊細なハーモニーBobo Stenson(ボボ・ステンソン)

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